美容室ではあまりお話したくない方も多いのではないでしょうか。
リラックスを求めている方や、忙しいけど行かないわけにはいかないという方もいらっしゃるのが美容室です。
ゆっくりさせてほしい・・・
本や雑誌を見ていたい
という声も耳にします。
また、Twitterではこんな投稿もありました。
新しい美容院行ったらアンケートで「あまり話したくない」を選択してこれは良いサービスだなって思ってたら髪切り始めて数分後に美容師から「何であんまり話したくないんですか〜」って陽気に聞かれてもうここには一生来ないと誓った
— 22卒@無能銀行 (@munou_honbu) August 11, 2022
自粛とか関係なく美容師さんと話したくないから美容室に行きたくないけどそろそろ行かないと髪が大変なことになってる。
— チェコ (@pukopuku) May 30, 2020
ではどうすれば、美容室で話さずに施術してもらえるのか。
また、どうして美容師さんは話をするのか。
話さないとどんなデメリットがあるのか。
4,000人以上のお客様を担当させて頂いている美容師が解説します。
この記事を読んでいただければ美容室では話したくないという方がより心地良く施術を受けられます!
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美容室で話したくない人におすすめの方法7選
話したくない時にするべきな行動を具体的に7つ紹介していきます。
【話したくない時にやるべきこと①】予約時に伝える
予約の時点で話たくないと考えている場合はあらかじめ伝えておきましょう。
ネット予約であれば、希望の過ごし方を選択するか備考欄に記入することになります。
備考欄に記入するときにおすすめの表現を載せておきます。
- ゆっくり過ごしたい
- 静かに過ごしたい
- 雑誌を読みたい
- 落ち着いて過ごしたい
初めて来店する美容室では、最初にカルテを記入することが多いです。
過ごし方について記入できることもあるので、ぜひ活用してみてください。
また、あまり話したくないというお客様のために会話が少ないことを売りにしている美容室もあります。
より会話を減らしたい方はご検討下さい。
【話したくない時にやるべきこと②】雑誌を読む
雑誌を見るのもおすすめです。
読む前に「読んでもいいですか」と聞いておくと読みたいという意志が伝わるので雑談は減ります。
一方で、早いペースでパラパラとめくっていたり、周りを見回したりしていると退屈して雑誌を読んでいると受け取られ、会話が始まってしまう可能性もあります。
雑誌をしっかり読み込んでいる印象を持ってもらいましょう。
【話したくない時にやるべきこと③】寝る
お客様が寝ていると会話のタイミングは限られます。
- 「疲れているので寝てしまうかもしれません」
- 「寝不足でウトウトするので頭が動いてしまったらすみません」
と声をかけておくと、より寝ていることが伝わるのでおすすめです。
ただし、実際に頭が動き過ぎると、起こされることもあるかもしれませんので注意しましょう。
【話したくない時にやるべきこと④】リアクションを抑える
美容師さんのお話に対して大きなリアクションを取らないようにしましょう。
反応が良いほど会話は続きやすいです。
注意が必要なのは急激なリアクションの変化があると気分を害してしまったと美容師さんが感じてしまうので、フォローするための会話に繋がる可能性もあります。
徐々に、抑えていきましょう。
【話したくない時にやるべきこと⑤】目を合わせない
目を合わせすぎないのも大きなポイントです。
人間は興味や関心があるものを見るので目があうと会話に繋がりやすいです。
心理学的にも見られている方が言葉を発する機会が多くなる傾向にあるので、適度に興味を持っていない印象を与えましょう。
カットの手元や道具を見るのは説明を求めていると感じられることから会話が始まりやすいので、あまりおすすめしません。
【話したくない時にやるべきこと⑥】スマホを見る
スマホやタブレットを見るのもおすすめです。
雑誌と同様に集中しているという印象が大切ですが雑誌よりも動作が少ないので、退屈でスマホを見ていると感じられやすいかもしれません。
【話したくない時にやるべきこと⑦】美容の話
雑談は嫌だけど、美容関係の話ならしてもいい。
という方はカットやカラー、流行りのヘアスタイルの話をするのがおすすめです。
専門分野の話になるので説明も多く、こだわりのあるテーマや美容師さんほど雑談にはなりにくいです。
美容師さんによっては解説を入れることで、一層気持ちを高めて施術をしてくれるかもしれません。
美容師が話す3つの理由と話さないことによるデメリット
ここからはそもそもどうして美容師さんは話すのか。
話さないことでデメリットはあるのか。という点を3つのポイントから解説していきます。
【話す理由と話さないことによるデメリット①】理想を把握する
カウンセリングでは聞けなかった情報からライフスタイルや、理想のスタイルが分かればより良い提案が出来るからです。
コミュニケーションが多いほど、好みや考え方が伝わります。
より深く、広く知ることが出来れば、違ったアプローチになるかもしれません。
デメリット
- 提案が好みから外れる
- 覚えられにくい
カウンセリングで理想を伝える方法はこちらも参考にして下さい↓ 続きを見る
美容室のカウンセリングが苦手な方必見!これで理想のスタイルに辿り着く!
【話す理由と考えられるデメリット②】距離を縮める
会話によって情報が多いほど共通点が見つかりやすく、距離を縮めたいからです。
仲の良さは信用にも繋がるので、融通の効きやすさ等お互いにメリットがあるでしょう。
デメリット
- 提案が少ない
- 情報が入りづらい
【話す理由と考えられるデメリット③】間を持たせる
沈黙の気まずさを回避したいからです。
初めての場合や、理想の過ごし方が分からない時は特に会話を心掛けて和やかな空気を作るようにします。
アシスタントの場合は担当のスタイリストがくるまでの時間を繋ぐという理由もあります。
お客様が放っておかれていると感じてしまわないような配慮です。
デメリット
- 待っているだけの時間が出来る
Q&A
ちょっとした疑問をQ&A方式でまとめてみました。
話さないことで印象は悪くなる?
最低限の対応があれば、印象には影響はないでしょう。
環境や教育によって話すことが基本になっていますが、もちろん美容師さんにも雑談を好まない人はいます。
会話が少ないと愛想が悪く感じれらてしまわないかという不安はあるかもしれません。
返事や挨拶などを少し意識して、愛想良く感じられるようにすると会話を求めていないだけという意志が伝わると思います。
どうして当たり障りのない会話になる?
美容室でのクレームには、技術面のほかに接客面のご指摘もあります。
その中には話題選びが原因なこともあり、政治・宗教・スポーツの話は価値観や思想が強く出るのであまりしない方が良いと言われています。
親しみやすさは必要ですが、あくまで仕事上の会話なので担当のお客様、周りのお客様が気分を悪くしないことが求められます。
それに加えて美容室のイメージを壊さないという条件があると当たり障りのない会話になってしまうのかもしれません。
話をする、しないで技術に差は出る?
基本的には仕上がりには出ません。
技術の解説をしながらという場合は、より意識をするので多少の違いは出るかもしれません。
ただ、経験の浅い美容師さんや会話が盛り上がった時は時間がかかることもあるでしょう。
施術の前にイメージが出来ていることがほとんどなので、会話によって技術に差が出ることは考えにくいです。