一度の美容室でどれくらいのお金を使っていますか?
カットだけなのか、カラーも一緒にするのか。お店やメニューによってもかなり差がありますよね。
みんなはどれくらい使っているのだろう。やどんどん高くなっていってるのはなんで・・・といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は美容室の金額、料金体系について解説していきます。
指名料が高い・・・
友達の行ってるところがすごく安いのはなんでだろう?
といった気になることも解消できるような内容になっています。
日本の平均料金はもちろん、聞きづらいポイントもまとめていますので、ぜひ参考にして美容室通いをもっと納得のいくものにしましょう!
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【美容室の金額】平均料金
実際日本人が美容室での利用額としては総務省が発表している統計は以下の通りです。
メニュー別の平均料金
- カット 4100円前後
- カラー 7000円前後
- パーマ 9400円前後
地域や業態によって幅が広いサービスですが、平均の利用額となっています。
コロナの影響で伸び幅に変化はあるものの、年々上昇傾向にあります。
2022年1月~2023年1月の小売者物価統計
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00200571&tstat=000000680001&cycle=1&year=20230&month=11010301&stat_infid=000040008344&result_back=1&tclass1val=0
【美容室の金額】メニュー別の金額
美容室はメニューごとに料金が大きく分かれます。
一般的な価格帯と、その理由を解説していきます。
美容師さんも職人であり、アーティストなので海外のようにカットだけでも数十万といった方も少ないながらもいらっしゃることや1000円カットやカラー専門店ではもっと安い料金でも施術を受けられます。
今回は、そういった例を省いて紹介しています。
カット
カットは3000円~7000円が多いです。直接材料費はかかりませんが、担当者が付きっきりになります。
カリスマ美容師さんだと、シャンプー、ドライ、スタイリングはアシスタントがおこない数分でカットをするということもあるそうですが・・・
カットは30分から1時間を目安として、時間単価でどれくらいを狙っているのかというお店の方針が分かる価格です。
シャンプーの有り無しで500円~1000円の差があるお店もあります。
カラー
カラーは4000円~8000円が多いです。
ブリーチやハイライトなどの特殊なカラーはプラス5000円~10000円程でしょう。
カラー剤の選定以外は担当者以外も出来ることが多いので、低価格で提供しやすいという点もあります。
マニキュアでのカラーは通常のカラーよりも高いことがあります。皮膚についた時に落ちづらく、塗り方も違うので、時間がかかることが大きな理由です。ターゲット層によりますが、需要が低いところは扱っていなかったり、料金を高めに設定していたりと大きく分かれます。
パーマ
パーマは6000円~10000円が多いです。
カラーに比べると、工程が多いので基本料金が上がります。
お客様のスタイリング技術の向上や流行りに伴って、需要が下がっています。薬剤の進化も縮毛矯正には及ばないので、値段の幅が広がる可能性は低いです。
縮毛矯正
縮毛矯正は7000円~12000円が多いです。
酸性の縮毛矯正は更に値段が高い傾向にあり、20000円台もあるでしょう。
パーマと原理は同じですが、美容師さんが手を離せない時間が多いので、金額も上がります。
最近は特に薬剤の進化が早く、種類も増えているので高単価になりやすいです。
トリートメント
トリートメントは2000円~10000円程で大きな差があります。
材料費が高いことや、美容師さんの手が離せないことも多く、時間に対しての料金は高めです。アイロンを使うものや、髪質改善を謳うものは特に工程や手間がかかるので更に高いこともあります。
最近は縮毛矯正と合わせて進化が早く、たくさんの種類の中から店独自の配合なども考えると上限は無いとも言えます。
説明がない場合は、前もって料金の確認がもっともも必要な施術かもしれません。
その他
その他のメニューとしてはオプションで付けるものになります。
単品で受けられないものや、合わせて受ける場合はブロー料金などの追加で値段が変わるものもありますので、確認が必要です。
スパは時間次第ですが、2000円~8000円が多い印象です。シャンプーブローは2000円~4000円程度。
シャンプー台を使用することになるので、回転率を重視しているお店ほど割高になる傾向があります。
【美容室の金額】料金が変わるポイント
基本料金以外にも美容室の値段を左右するポイントがあります。
元々ついているものは美容室を変えなければ下がりませんが、同じ美容室でも値段を抑えられたり、逆にさらに良いものを発見できるチャンスかもしれません。
ランク
美容室では、同じお店のなかでランク分けをしているところもあります。
店長や副店長といった分かりやすい役職とは別に、以下のようなランク分けもあります。
- ディレクター
- アートディレクター
- トップスタイリスト
- チーフスタイリスト
- ジュニアスタイリスト
- クリエイティブ〇〇
グループや店内で決められているもので基準はそれぞれ違います。売り上げやカリキュラム、業務内容で決められています。
美容師さんは相性が一番大切なので、ランクが高い(=指名料が高い)から良くしてくれるとは一概には言えません。たくさんのお客様を対応している可能性が高い分技術の引き出しは多いので、自分の髪が難しそうだ・・・という場合はおすすめです。
指名していない場合は、空いている美容師さんになると思いますが、指名料がかかる場合は2回目以降の料金がグンと上がることもあるので注意してください。
業界の共通認識としてはスタイリスト(髪を切ることが出来る)かアシスタント(まだ髪を切ることが出来ない)ということだけです。
ちなみにスタイリストになる基準も共通ではないので、技術の判断などは出来ません。
薬剤
カラー、パーマ、縮毛矯正、トリートメントは薬剤によって、材料費が変わるので値段も変わっていきます。
刺激や匂いが少ないもの、手触りや発色が良いものは高くなります。
値段が高い方がすべてにおいて優れているわけではないので、メリット・デメリットを把握して、自分に合っているか確認しましょう。
自分の好きな薬剤があれば、それを使っているお店を探すのもおすすめです。メインに使っていないお店では相場よりも低価格で施術を受けられる場合もあります。
サービス
ドリンクサービスやマッサージなどは基本料金に含まれていることが多いです。
手厚いサービスがあるところほど、高単価であると言えます。
また、店内で使用されているドライヤーやシャンプーの質も関わってきます。
低価格のお店はコストがかかるサービスを減らしているのも大きい特徴です。
工程
特にカラーでは部分によって塗り分けたり、2回カラーをすることで理想に近づけていたりということがあります。
工程が増えることで、料金が変わるので今回は料金が違ったという時はこちらも確認しておくと間違いないです。