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髪のセルフケアで見直すべき5つのポイントを美容師が徹底解説

セルフケアする女性

美容室で髪のケアはしていますか?
では自宅でのケアはどれくらいしているでしょうか。

月に1回美容室に通っていても、他の日は自分で髪を扱うことになります。
何も意識せずにいるとせっかく美容室で良いケアをしていても意味がなくなってしまうかもしれません。

何も意識していなかった・・・

という方も問題ありません。

少しずつ意識するだけで、これから成長する髪を大切にすることができます。
キレイな髪はそれだけで好印象です。

この記事では髪の仕組みを把握してもらったうえで、セルフケアの目的とやり方を4,000人以上のお客様の髪に向き合ってきた美容師が解説しています。

ぜひ参考にして、習慣を見直し美髪を目指しましょう!

【髪のセルフケア】知っておきたい髪の仕組み

ご存知の方も多いでしょうが髪はキューティクルと呼ばれるウロコのようなものでおおわれています。
このキューティクルが髪の内部の水分や栄養を閉じ込めていて、濡れると開く性質があります。

しかし摩擦や熱、紫外線といった刺激がキューティクルに加わると徐々にはがれ、よりデリケートな状態になってしまいます。
キューティクルは一度はがれると元には戻りません。髪は死んだ細胞でできているので基本的にはどれだけ高く、時間をかけたトリートメントでも再生することはなく、栄養を入れ込んだり疑似キューティクルを作ったりすることで補っています。

  1. キレイな状態をキープする
  2. 次に生える髪をキレイにする
  3. 傷んだ髪をキレイにみせる

この3つが美髪を手に入れる上で欠かせないポイントです。

【髪のセルフケア】目的と意識すること

では、セルフケアでは何を意識するべきなのでしょうか。
美容室に比べると栄養を入れ込むのが難しい自宅でのケアに必要なのは以下の4つです。

  • キューティクルを素早く閉じる
  • キューティクルを刺激から守る
  • 油分で膜を張ってなめらかな髪にする
  • 健康な頭皮を作る

できるだけダメージがかからないように注意しながら、しっかり栄養がいきわたる土台(体や頭皮)をつくり、傷んでいる髪を補っていく。
という流れを美容室以外でも意識するのがキレイな髪を手に入れる方法です。

【髪のセルフケア】頭皮の健康

健康な土台でなければ、キレイな髪が育ちません。
頭皮や体の栄養状態はとても重要です。爪と同じようにトラブルを反映して生えてくるので、トラブルのない土台作りもセルフケアで見直していきましょう。
頭皮の毛穴が詰まって薄毛になるといった信用し難い情報もありますが、まずは赤みやかゆみ、炎症のない状態を目指すことをおすすめします。

【髪のセルフケア】見直すべき5つのポイント

ポイント

実際に見直すことで髪が変わる5つのポイントを紹介します。

【セルフケアの見直しポイント①】お風呂

汚れを浮かしたり、絡まりをほどいたり頭皮のマッサージ効果を考えるとシャンプー前のブラッシングがおすすめです。

シャンプーは相性があるので、全員にとって良いものはありませんが髪のツヤを考えると洗浄力の低いシャンプーがおすすめです。
アミノ酸系やベタイン系と呼ばれるものです。
ドラッグストアにある低価格のシャンプーは安く洗浄力の高い洗浄成分を使っています。

頭皮との相性もあるので、一概には言えませんが洗浄力が低いシャンプーの方が、必要な皮脂を残して洗うことができます。

もう一点大切なのはすすぎです。
シャンプーが残っていると、髪にも頭皮にも刺激になります。
シャンプーよりも長い時間はすすぎましょう。

トリートメントは毎日つけてください。
数分置くのは良いですが、長い時間おくほど浸透するとは考えにくいのでべたつくなどの問題がなければ、毎日つけることを重視して使いましょう。

髪自体が再生するわけではないので、美容室でも同じように良いトリートメントも継続しなければ意味がありません
ほどほどのトリートメントでも継続することが一番大切です。

【セルフケアの見直しポイント②】乾かす時

濡れている=キューティクルがひらいている状態なので栄養が流れやすく、ダメージを受けやすいです。
できる限り早く乾かすことを意識しましょう。

  • 寝る→枕との摩擦
  • スタイリング→アイロンの熱
  • 外出→紫外線

乾ききっていない無防備な髪が受けるダメージはたくさんあります。
しっかりと乾かしきってキューティクルを閉じましょう。
ドライヤーは20センチ程距離を離していれば高温になりすぎることもないので、完全に乾いたと感じるまで乾かしても大丈夫です。

乾かすのが面倒な方はこちらも参考にしてください↓

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【セルフケアの見直しポイント③】スタイリング

スタイリングで大切なのはアイロンの温度です。
フライパンに落とした卵と同じように、たんぱく質は高い温度で固まり硬くごわついた髪になってしまいます。

縮毛矯正を繰り返していると髪の固さやカラーの入り具合に影響がありますが、それは高温のアイロンが原因です。
毎日のスタイリングで高い温度のアイロンを使っていると同じような影響が出てきます。

アイロンは140度~160度で使うようにしてください。
高い温度の方が、素早くしっかりと形がつきますができるだけ160度までに抑えましょう。
濡れた髪はもっと低い温度でたんぱく質が固まってしまうのでアイロンを使う前にはしっかり乾いていることを必ず確認してください。

また熱から守ってくれる商品や摩擦を防ぐオイルといったスタイリング剤も有効です。

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【セルフケアの見直しポイント④】外出中

外出中は紫外線のダメージを防ぐことはとても大切です。
5月~9月は特に紫外線が強いので帽子や日傘、日焼け止めなどの対策をおすすめします。
紫外線や熱は乾燥色落ちに大きな影響があります。

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また、髪を触る癖がある方は要注意です。
捻じったりすると摩擦が切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。
日ごろから優しく扱う意識を持ちましょう。

【セルフケアの見直しポイント⑤】内側から

髪は爪と同じように死んだ細胞の集まりです。

次に生えてくる髪をいかにキレイな状態から始めるかが大切です。
しっかりと栄養を摂ることができているか、ホルモンバランスが整っているかを意識しましょう

バランスよく摂取するのが前提ですが髪に特に大切な成分としてはたんぱく質、ヨウ素、亜鉛があります。

たんぱく質髪の元になる
ヨウ素代謝を促し、髪の成長を助ける
亜鉛たんぱく質が作られるのを助ける

摂り過ぎにも注意が必要ですが、健康にも欠かせないのでサプリなどで補うのもおすすめです。

ストレスや睡眠不足も髪と頭皮の健康に大きな影響があります。
同時に健康を見直しできることから始めていきましょう。

  • この記事を書いた人

松本タクヤ

ヘアスタイルにおいて時短とラクさを追求する現役美容師です。カット大好きの健康オタク。

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