最近は、バームをつかったスタイリングをしている雑誌やメディアが増えている印象があります。
バームはワックスやスプレーなどに加えてラインナップに取り入れているメーカーも多く、使っている方も増えたように感じます。
バームにも商品によって細かな違いはありますが、多くはオイルよりもキープ力があり、ワックスよりもべたつかず、サラッとしているのが特徴です。
- しっとり感が欲しい
- まとまりが欲しい
- キープより、自然さを重視する
以上のような場合におすすめなバームですが、メーカーによって様々な違いがあります。
コンセプトや成分による使用感や香りの違い、パッケージのデザインやサイズ感など。
今回は現役美容師もおすすめのバーム「スティーブンノル マディソン58 ナチュラルフィニッシュバーム」を5つのポイントをもとにご紹介しながら、バーム選びの参考になる情報をお伝えしていきます。
この記事を読むことで、バームの判断基準がはっきりとします!ぜひ参考にしてみてください!
使い心地
なんといってもスタイリング剤は、使いやすいかが一番重要です。
同じバームであれば、使用感が全く違うということは正直ありませんが、成分やテクスチャーの違いはあります。
もう少しツヤっとしてほしい・・・
もう少し馴染みがよかったら・・・
ナチュラルフィニッシングバームはかなり柔らかいテクスチャーです。
ほかのバームと比較すると、バームというよりクリームに近い印象です。柔らかいと馴染ませやすいので、スタイリングが苦手な方もムラなくつけることができます。
気温が低い時もカチカチになってしまったりということはないのも良いですね。
実際に髪につけてみたものが、こちらです。
しっとり感は、しっかりと出てまとまってくれます。
同じマディソン58シリーズにはマットテクスチュアワックスというのもあります。
こちらはマットの名前通り、ドライな束感を売りにしています。そちらと比較するとナチュラルフィニッシュバームはツヤタイプということになっていますが、体感として、そこまでツヤが出る印象はないです。
先ほどの毛束をツヤが見やすいようにしたのがこちらです。
理由として、成分はもちろんですが、伸びがかなり良いので手にも馴染んでしまっている感じがあります。
ポイント
髪の一部分につける場合は良いですが、全体に馴染ませる場合は内側からしっかり揉みこんで、手に残らないくらい馴染ませましょう。
濡れたようなツヤ感にするにはかなりの量をつける必要があるので、ウェットな仕上げにしたい場合は、オイルを混ぜるのがおすすめです。
濡れた状態でつけるとムラになりやすいです。
べたつかず、自然なしっとり具合にまとめるにはベストな質感です。
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香り
スタイリング剤も香りを気にされる方は多いのではないでしょうか。いい香りだと一日の気分も上がりますよね。
オーガニックを売りにしているバームは独特の香りや強いシトラスな香りが多いので、好みは大きく分かれると思います。
こちらのナチュラルフィニッシュバームはフローラルシトラスの爽やかな香りがします。個人的には柔軟剤のようにふわっと香る印象です。キツさはなく、時間とともにかなり薄れてくるので数時間経つと、意識しなければ感じない程度になります。
スタイリング剤によっては、油分の酸化に伴い、時間が経つとイヤな匂いがするものもありますが、ナチュラルフィニッシュバームは全く感じませんでした。
パッケージ
次はデザインを見ていきましょう。見た目が可愛いとつい使いたくなりますよね。
ナチュラルフィニッシュバームはベージュカラーの缶で落ち着いた見た目をしています。
主張も強すぎず、ヌーディな色味は大人向けな印象があります。瓶ではなく軽いので、持ち運びもしやすいです。
サイズ感は直径は6センチ程の円柱です。おすすめポイントはこの薄さです。
あまり薄いと容量が少なくなり、容器の幅が狭くなるので、回しづらく開けにくいということもあります。逆に大きくて、分厚いと持ち運ぶ際に場所をとってしまいます。
ナチュラルフィニッシュバームの厚みは500円玉の直径と同じで、バームとしてはかなり薄めです。半分で分かれていて、ちょうど指がしっかり乗る幅なのでとても開けやすいです。
軽くて、薄く開けやすい、落ち着いたパッケージデザインは文句なしです。
コスパ
スタイリング剤は日常的に使うものなので、コスパも重要ですよね。
ナチュラルフィニッシュバームは
- 内容量は50グラム
- 価格はAmazonにて1760円(2022年12月時点)
プロダクトやモイのバームと比べると内容量が多く、少し安い価格帯の商品です。
伸びはいいので馴染ませやすいのですが、手に残ってしまう感覚もあるので、常にウェットな質感を求める方にとってはあまりコスパが良いとは言えません。
自然なツヤ感が欲しい時、まとめたい時、持ち運びやすいので外出先で付け足すにはとても良い内容量と価格でコスパ◎です。
髪と肌への影響
バームの特徴として、ハンドクリームとしても使うことが出来る商品が多いことが挙げられます。
スタイリング剤によってはかゆみなどが出てしまう方もいらっしゃいますが、その点では比較的、安心して使うことができるのではないでしょうか。
サラッとした質感や低刺激の成分を使用していることが理由ですが、こちらのナチュラルフィニッシュバームもハンドクリームとして使うことも推奨されています。前述の通り、とても伸びが良いので、ハンドクリームとしてはかなり使いやすいです。
また、スティーブンノルはヘアケアを押し出しているブランドなので、マディソン58シリーズのナチュラルフィニッシュバームも毛髪補修成分が配合されています。スタイリングしながらケアも出来るというのはとても素敵ですね。
オリーブ脂肪酸エチル | 保湿・保水 |
ワサビノキ種子油 | 乾燥を防ぎ、膜を張る |
トリエチルヘキサノイン | 馴染みやすさ・柔軟性 |
配合されているこれらの成分は酸化しにくく、肌への安全性が比較的高い成分なので安心して使うことができます。
ほかの成分も肌への安全性が高いものが使用されている印象です。
もちろん個人差はありますので、様子を見ながら使用していきましょう。
まとめ
スティーブンノル マディソン58ナチュラルフィニッシュバームは
- 伸びがいいので均等に馴染ませやすいが、手に残るのでしっかりとつけきる。
- ウェットな仕上がりにするにオイルを混ぜるのもオススメ。
- 香りはフローラルシトラス。フローラルがメインで、キツすぎず徐々に薄れていく。酸化のイヤなニオイもない。
- 軽くて薄いので持ち運びやすい。開けやすいのもポイント。
- 50グラムで1760円、バームとしては安い。
- ハンドクリームとしても使える。成分は肌への安全性も高い。