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スタイリング剤の違いは?いつどれを使えばいい?使い方と注意点を徹底解説

2022年12月13日

悩む人

スタイリング剤にはたくさんの種類があります。
最近は特に種類が増えて、迷う方も多いのではないでしょうか?

今もってるスタイリング剤をいつ使ったらいいのかわからない・・・

こんな時はどれを買ったらいいんだろう・・・

といった悩みがある方も多いのではないでしょうか。

  • 動きをつけたい
  • ツヤを出したい
  • まとまりが欲しい
  • ボリュームを出したい
  • キープしたい

といったように、ブローやアイロンでは足りない時に使用するのがスタリング剤です。

どんな感じにするために、どんなスタイリング剤を使っていますか。

無造作な感じをキープしたいので、ワックスを使っています。

オイルでツヤをだして、しっとりまとめています。

女性のスタイリングで良く使われるものでは、大きく分けて4つあります。

セット力が高い(キープできる)方からスプレー、ワックス、バーム、オイルです。

今回は4,000名以上のお客様をスタイリングしてきた美容師が、スタイリング剤の違いと、どんな時にどれを使えばいいかを徹底解説します!

スタイリング剤は商品ごとにそれぞれ使い方やテクスチャーが違いますが、ここでは大きなカテゴリーに分けています。
それそれを使う時の注意点もしっかりお伝えしていきますので、ぜひ確認してください!

スプレー

スプレー

スプレーは霧状で出てくるスタイリング剤で、触れることなくつけることも可能です。
商品によってキープ力の違いが大きくあり、カチカチに固まるものから、軽くふんわり感が出るもの、ツヤを出すためのトリートメントスプレーまであります。

ここではハードスプレーとソフトスプレーはの二つに分けて紹介していきます。

使うシーン

まずは2種類のスプレーを使うシーンを紹介します。

ハードスプレー

キープ力が高いハードスプレーは、ヘアスタイルを維持したい時固める時に使います。
巻きを持たせたり、前髪を別れないようにキープすることが主です。パーティーなどのアップスタイルの仕上げにも使います。
ツヤが出るものが多く、固める特徴と相まってつけている印象は強く出ます

すぐに固まるのでスタイルが完成した時に使いましょう。

ソフトスプレー

キープ力が低いソフトスプレーはふんわり感を保ちたい時に使います。固めたり、つけている感じは出し過ぎずに、程よくキープする時に使います。
ワックスを使うと、重みで髪がぺたんとしてしまう方にもおすすめです。
ツヤが欲しい時はトリートメント効果のあるスプレーを使います。

使い方と注意点

使い方と注意点

基本的な使い方と見落としがちな注意点です。

ハードスプレー

巻いた時には広範囲で全体的に、前髪を散らしたくない時には表面につけます。

部分的につける場合はクシにスプレーをつけてから、髪に通したり、指につけてつまむのもオススメです。

表面につけて撫でることで、アホ毛を抑えることもできます。

注意点

近すぎる距離でつけないことです。一部に固まってしまいムラが出来たり、粉になって髪に残ってしまいます。

少なくとも30センチ程度は離してつけるようにしてください。全体につける時はもっと離してつけましょう。

ソフトスプレー

全体に馴染ませるようにつけます。表面だけでなく、中にもつけるために髪を振ったり、表面の毛を持ち上げたりするのがオススメです。

さらにキープ力が弱く、ツヤや指通りの良さを求めるトリートメントスプレーは表面にしっかりとつけてクシを通すこともあります。

注意点

こちらもハードスプレーと同様、近い距離でつけると、ムラや粉っぽくなる原因になりますので、30センチ以上は離してつけるようにしてください。

多くつけるとパリっとするものもあるので、少しずつ試しましょう。

ワックス

ワックス

ワックスも商品によって、キープ力に大きな差があります。

ここでは立ち上げたりしっかりと束感を強調したりできるハードなタイプと、ふんわり感や自然なセット感を出すことができるソフトなタイプに分けて紹介していきます。

使うシーン

使うシーン

ワックスの使うシーンをまずは紹介します。

ハードワックス

ヘアスプレー同様、ハードなタイプのワックスは高いキープ力でスタイルを維持したい時に使います。ハードスプレーよりはキープ力が劣ることが多いです。

ワックスはスプレーより油分が多いので、カチカチにはならずキープされます。マットな質感のタイプもあり、ドライなスタイリングもしやすいです。

基本的にはショートスタイルで作り込む時束感を強く出したい時に使用します。メンズライクなスタイルとの相性はバッチリです。

こちらもスプレー同様、顔回りの毛束を強調したり、表面のアホ毛を抑えることが出来ます。

ソフトワックス

キープ力が高くないソフトワックスは、自然なスタイリング感を演出するときにおすすめです。

無造作な雰囲気軽い動きをつけたい時に使います。

ポイントで使う時はキープ力が弱いので、しっとり感やまとまりをつけると効果的です。

使い方と注意点

使い方と注意点

スタイリング剤としては馴染みがあるワックスの使い方と注意点を、改めて確認しておきましょう。

ハードワックス

ワックス、バーム、オイルは最初に触れた部分に一番多くつくので、襟足の内側からしっかりと全体に馴染ませる方法が基本です。

立ち上がりは出やすいので、根元付近から馴染ませるのがおすすめです。スプレーと違い、動かすことも出来ますがキープ力が高いものだと思い通りに動かすのは難しいので、素早くスタイルを作ってしまいましょう。

ポイントで使う場合は、ほんの少量だけを指に馴染ませて使います。

キープ力の高いハードワックスのメリットは束感や動きを強調出来ることです。指でつまんだり、ふんわり感を出したり、抑え込んだりして理想の形を作りましょう。さらにキープしたい場合はハードスプレーを使います

注意点

スプレーとは違い馴染ませる必要があるので、キープ力の高いワックスはミディアム以上のレングスには向いていません。

キープ力が高いものほど、ついている部分とついていない部分に差が出やすいので、しっかりと馴染ませましょう。

ソフトワックス

全体的に馴染ませること多いので、手にしっかりと馴染ませた後、襟足の内側から手を入れて均等を心掛けて全体に馴染ませていきます。
ポイントで使う時はハードワックス同様、少しだけ指にとってつけます。

追加でハードなワックスをポイントで使うのも有効です。

注意点

キープ力があまりないので、髪質によってはペタっとしてしまいます

ふんわりさせたい時は、スプレーでふんわりをキープするか、ハードなワックスで立ち上げるようにしましょう。

バーム

バーム

ワックスよりはキープ力が低く、オイルより動かせるのがバームです。バター等に近いテクスチャーでワックスより固いことが多いです。

油分が多く、比較的重い印象の仕上がりになります。

使うシーン

使うシーン

しっとりとまとめたい時ワックスほどセット感は必要ない時に使います。

ヘアスタイルにある程度の短さや軽さがないと、ふんわり感は出にくいです。

べたつきがほとんどなく、ハンドクリームとしても使えるものも多いで、手を洗えない時にも使うことが出来ます。ツヤタイプがメインで、ウェット感を出す時も使えます。オイルと相性が良く、混ぜても使いやすいです。

使い方と注意点

使い方と注意点

固いテクスチャーなので、手のひらに伸ばしてから体温で溶かします。

その後はワックス同様、しっかりと馴染ませるために内側から全体につけていきます。

注意点

ワックスよりも伸びが悪く馴染みにくいことが多いので、しっかりと手に馴染ませることが一番重要です。

ワックスよりもじっくりと体温で溶かすのが、オススメです。ウェット感を調整するためにも少しづつ使っていきましょう。

オイル

オイル

もっとももキープ力が低いと言えるオイルは、商品によってはトリートメントとしても使われます。

商品によって、粘度や蒸発しやすさ等の違いがあります。

使うシーン

使うシーン

オイルは、しっとりとまとめる時ウェット感やツヤを出す時に使います。トリートメント効果があるものは、洗い流さないトリートメントとして使うことが可能です。

スタイリング剤があまり必要ない時でも、自然な印象のままつけられるので使い勝手に優れています。

使い方と注意点

使い方と注意点

バーム同様、体温で溶かして馴染ませることが大切です。オイルも髪の内側から全体に馴染ませます。

一気にウェット感が出過ぎないように少しずつつけていきましょう。逆にウェット感をしっかり出したい時は、少し濡れた状態でつけるのおすすめです。

バームと混ぜて、ウェット感やキープ力を高めたり蒸発しにくくさせたりすることが出来ます

注意点

根元付近からつけ過ぎないことです。
ウェットなスタイルにしたい時ほど、つける範囲は広い方が良いですが、根元付近まで多くつけてしまうとペタンとなり過ぎてしまいます。
中間~毛先にかけて全体に馴染ませ、毛先メインで足していくのがおすすめです。

まとめ

  • スプレーはキープがメイン。離してつけましょう。
  • ワックスはハードタイプはメンズライクな束感、ソフトは無造作でふんわりと。
  • ウェットなスタイリングはバームやオイル。
  • バームはワックスよりも自然に、オイルはしっとりまとまります。
  • ワックス、バーム、オイルはしっかりと馴染ませる。手の体温で溶かして、襟足の内側からつけましょう。
  • この記事を書いた人

松本タクヤ

ヘアスタイルにおいて時短とラクさを追求する現役美容師です。カット大好きの健康オタク。

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